マネジメント!? 本当にそうだなと思うのです。

コーチング, マネジメント

マネジメントというと経営・管理・運営というイメージが一般的でしょうか。

仕事でいうと、会社のマネジメント・チームのマネジメント・プロジェクトのマネジメント・メンバーのマネジメントなど色々ありますよね。
昨今では、テレワーク時代のマネジメントなんて言葉もよく耳にします。

最近、様々な方と話している中で、「マネジメント」という言葉にアレルギー反応がある方も多いように思いました。

「マネジメントが苦手」「マネージャーにはなりたくない」「マネジメントってめんどくさい」「マネジメントなんかされたくない」そんな話を聞くことも少なくありません。

なんとなく管理する・されるというイメージが強いからかもしれませんね。

かつて私も、○○マネージャーという時代があり、色々悩んでいたように思います。
・マイクロマネジメントとマクロマネジメントどっちがいいの?
・厳しくした方がいいの?優しくした方がいいの?
・年上の方のマネジメントってどうすればいいの?
などなど。


しかし、本質行動学(Essential Management Science)では、マネジメントについてこのように言われていました。

・ マネジメントの役割の本質とは?
⇒ マネジメントの役割とは,対象の望ましい状態を何とかして実現してい くことである.

・ マネジメントの原理として考慮すべき 3 つのポイントとは?
⇒ マネジメントの原理とは,どのようにマネジメントすればよいかは,マネジメントする(1)目的と(2)状況と(3)対象によって変わる.

引用:
西條剛央  研究論文「マネジメントのメタ理論MDPSの構築― 構造構成主義に基づくドラッカー・マネジメントとダイナミック・システムズ・アプローチの融合」 _Annual Report 2018 ドラッカー学会年報p.45

この考えを知った瞬間に、スッと腹落ちしたのを覚えています。
ある意味ものすごく楽になりませんか(笑)?

そうそう、望ましい状態にしたいだけなんだよねと。
そして実際は、目指すところも違えば、内的・外的環境も違えば、関わる人や対象も違うんだよねと。
本当にそうだなと思うのです。

だから凝り固まらなくて良いと思うのです。
正しい・正しくないではないといいますか。

もちろん、様々なセオリーやフレームワークは存在します。特に時を経て残ってきたものは、それらを活用することが大きな助けになる場面も少なくないと思います。私もそういったものにとても助けられてきましたし、大事だと思います。企業研修などでもお伝えします。

一方で、固定概念に縛られすぎる必要はないとも思うのです。

視野を広げてクリエイティビティを存分に発揮していいんだと。

例えばコーチングの世界では、自分の中に入り込んでいる状態をアソシエイト・自分を客観的に見られている状態をデソシエイトなんていったりします。デソシエイトすることで、今までは思いつかなかった素晴らしいアイデアが浮かんだりするのが面白いところです。

マネジメントも一旦デソシエイトして、どうやって望ましい状態を作ろうかと、ある意味楽しんで自由に試行錯誤していくことが大事だなと思うのです。

マネジメントの役割は「対象の望ましい状態を何とかして実現していくこと」なのですから。

なんだか、そんなことを思った朝なのです。

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